8月17日の中日―DeNA戦（バンテリンドーム）。DeNAの新加入右腕・藤浪晋太郎投手は、NPB復帰後初登板を果たしました。対戦相手の中日は、異例の「スタメン9人すべて左打者」という布陣で臨みました。これは戦術というより、藤浪投手の制球難による死球リスクを避け、右打者のけがを防ぐための選択。しかし、試合後の藤浪投手のコメント「勝手に嫌がってくれる分には、好きなだけ嫌がってください」は、プロ野球ファンの間で波紋を呼んでいます。
ニュースの概要
情報整理
- 藤浪投手は5回4安打1失点、最速156km/hを記録し、直球を軸にスプリットやカットボールを交えて投球しました。移籍後初登板としては上々の結果でしたが、勝ち星はつきませんでした。
- 中日は1番から9番まで全員を左打者で固める異例の布陣を採用しました。背景には「右打者が死球でけがを負うリスクを避けたい」という明確な理由があり、井上監督も「怪我人を出したくない」と説明しています。
ちょっと豆知識
- プロ野球では過去にも“全員左打者オーダー”が例外的に存在しました。巨人が2020年に阪神・青柳投手対策で、広島が2023年に同じく青柳投手対策で、楽天が2012年に西武・牧田投手対策で全員左を並べたことがあります。
- ただ、この時は打ち崩すことを目的としての布陣。今回のケースは「戦略」ではなく「安全対策」が目的です。これはファンや業界関係者の間で「興行性の観点からどうなのか」という新たな議論を呼んでいます。
- 中日・上林選手は「制球が良いタイプではないので、左を並べても狙い球を絞りづらかった」と語り、実際に藤浪投手の速球と変化球のコンビネーションに苦しんだことを明かしています。
意見と感想
- 怪我防止のための苦肉の策に対して、「藤浪投手の発言は無神経なのでは？」と思ってしまいました。
- メディア特有の切り抜きなのではないかとも考えたいです。
- また、けが防止のために、左打者を並べるということに対して、興行として問題があるのではないかと思います。
- けが防止を理由にスタメンを大きく制限することは見ごたえを損なうリスクもありますが、そもそもの原因となる「死球リスク」を投手自身が真摯に改善する姿勢を示してほしいです。
まとめ
- 藤浪投手は今後も先発ローテーションに加わる予定で、次回登板にも注目が集まります。
- 次戦以降も相手チームが同様の“安全優先オーダー”を選択するかは不明ですが、今回のケースはプロ野球全体に議論をもたらすでしょう。
- 選手の安全は何よりも優先されるべきですが、同時に興行としての魅力を損なわない工夫も必要です。
- プロ野球ファンとしては、藤浪投手が投球で評価を取り戻す姿を期待したいと思います。
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